2026年10月10日。廿日市市で出張買取をいたしました。

ご依頼の種類は遺品整理です。

この日お譲りいただいたのは、建築の雑誌などでした。

  • 新建築社『新建築』——1967年から2008年まで、ほぼ揃いで約500冊。臨時増刊号も数冊
  • 新住宅社『新住宅』——1967年から、約150冊(不揃い)

買取できない古い法令の本などは、先月のお伺いで、無料でお引き取りしています。

先月は、買取できない本をお引き取りしていました

このお宅は、2回目のお伺いでした。

先月お問い合わせをいただいて査定し、そのときに買取できない法令集などをお引き取りしています。量は、今回とほぼ同じでした。

そして10月10日に、買取できる『新建築』『新住宅』などをお引き取りしました。お支払いは、今回まとめて行っています。

先月は買取できないものを、今回は買取できるものを積んで帰った、という分け方です。

当店が本を縛っている間、お客様はお部屋を整理されていました

作業は、本棚から本を出して、紐で縛っていくところから始まります。

その間、お客様はお部屋の中の物を分別して、整理されていました。

遺品整理は、本だけではありません。お部屋にあるものを一つずつ分けていく作業です。

本のことは当店が受け持って、お客様はほかの物の整理を進める。同じお部屋で、それぞれの作業が並んで進んでいきました。

「これだけの本が片付いただけでも助かります」

当店の作業が終わったあと、お客様からこうお声をいただきました。

これだけの本が片付いただけでも助かります

先月の法令集などと、今回の『新建築』約500冊・『新住宅』約150冊ほか。2回で、それだけの本がお部屋から出ていきました。

ありがたいお言葉でした。

建築雑誌は、1冊が重いのです

ここで、正直に書いておきます。

建築雑誌や美術書は、コミックなどに比べて、1冊の重さがけっこうあります。

今回はそれを車に積みました。車が重くなった感じがしました。走りにくかったです。

車が重くなった感じがしたので、帰りはブレーキを早めに踏むなど、いつもより慎重に運転して帰りました。

廿日市市でお譲りいただいた建築雑誌を、当店のハイエースの荷室に積み込んだところ。紐で縛った束がいくつも積まれ、手前左の束の上には新建築社『新建築』の表紙、右側には新住宅社『新住宅』の12月号(表紙に「和風住宅」の文字)が見える。中央手前には、背の色が古い『新建築』を立てて縛った束がある。2回目のお引き取りの分
2回目のお引き取りの分です。積んだだけで、車が重くなった感じがしました撮影:アッシュ書店店主/2026年10月11日・当店事務所前

写真は、2回目のお引き取りの分を積んだ荷室です。紐で縛った束が、荷室の奥から手前まで並んでいます。

先月も、ほぼ同じ量をお引き取りしています。そのときは、買取できない法令集などでした。

新建築社『新建築』、1967年から2008年まで

お譲りいただいた本の中心は、新建築社の『新建築』です。

1967年から2008年まで、ほぼ揃い。約500冊。臨時増刊号も数冊入っていました。

42年分、ほぼ毎月

1967年から2008年までは、42年です。

月刊誌なので、毎月1冊ずつなら42年 × 12か月 = 504冊。

お譲りいただいたのが約500冊。42年間、ほぼ毎月の号がそろっていたということです。

42年分の月刊誌が、ほぼ欠けずに一か所にそろっている。それ自体が、なかなか見られないことです。

廿日市市でお譲りいただいた新建築社『新建築』の束を、当店事務所で積み上げたところ。手前の束は背に「SHINKENCHIKU:1999」とある1999年の号、左の束は背に「the japan architect:1980」と1から6の番号が並ぶ1980年1月号から6月号。左奥には新住宅社『新住宅』4月号の表紙も見える。どの束も紐で縛ってある
『新建築』の束。左が1980年1月号〜6月号、手前が1999年の号です撮影:アッシュ書店店主/2026年10月11日・当店事務所

束の背に、年と月

事務所に戻って、束を積み上げました。

左の束は、背に「the japan architect:1980」と入っていて、1、2、3、4、5、6と番号が並んでいます。1980年の1月号から6月号です。

手前の束は、背に「SHINKENCHIKU:1999」。1999年の号です。

背の年と月を目で追うだけで、42年の並びが分かります。雑誌がそろっているときの、いちばん分かりやすいところです。

新住宅社『新住宅』、1967年から約150冊

もうひとつが、新住宅社の『新住宅』です。

1967年から、約150冊。こちらは号が飛んでいる不揃いでした。

『新住宅』は、誌名のとおり住まいの雑誌です。表紙には、家の中の写真が大きく使われています。

廿日市市でお譲りいただいた新住宅社『新住宅』の2冊を並べたところ。左は昭和52年(1977年)5月号、特集「浴室・トイレの研究」で、黄緑色のタイルの浴室とトイレの写真が表紙。右は昭和42年(1967年)4月号、「(帝人)持家融資による社員住宅群」で、丸いペンダントの照明、籐のソファ、赤と緑のスツールが並ぶ居間の写真が表紙
左が1977年5月号「浴室・トイレの研究」、右が1967年4月号「(帝人)持家融資による社員住宅群」撮影:アッシュ書店店主/2026年10月11日・当店事務所

昭和42年4月号と、昭和52年5月号

写真の2冊です。

  • 『新住宅』昭和42年(1967年)4月号——「(帝人)持家融資による社員住宅群」(通巻第239号)
  • 『新住宅』昭和52年(1977年)5月号——特集「浴室・トイレの研究」(通巻第360号)

1967年4月号の表紙は、居間です。丸いペンダントの照明、籐のソファ、赤と緑のスツール。

1977年5月号の表紙は、浴室とトイレです。床も壁も、黄緑色のタイル。

表紙の小さな字に、「毎月1回15日発行」とあります。通巻は1967年4月号が第239号、1977年5月号が第360号。

そして同じ1967年は、『新建築』のほうもそろい始めの年です。2つの雑誌が、同じ年から並んでいました。

積み込みの写真に写っている12月号の表紙には、「和風住宅」の文字も見えます。

表紙に見入ってしまうのは——

ここからは、店主の話です。

『新住宅』の表紙を眺めていると、内装の色使いがかわいいのです。

黄緑のタイルの浴室。赤と緑のスツール。どこか近未来的なデザインに、つい見入ってしまいます。

「見入ってしまうのは、おじさんになったからかな?」

なんて思ったりしました(笑)。

1967年と1977年の表紙です。それが、いま見ても近未来的に見えます。

古い法令の本などは、先月無料でお引き取りしました

お部屋には、買取できない本もありました。古い法令の本などです。

これらは先月のお伺いで、無料でお引き取りしています。量は、今回積んだ買取品とほぼ同じでした。

遺品整理では、値が付くかどうかとは別に、お部屋から本がなくなることが大事な場面があります。当店はご要望に沿う形で対応させていただきます。

買取できた『新建築』『新住宅』などの分は、今回まとめてお支払いしております。

よくあるご質問

『新建築』のような建築雑誌の古い号も、まとめて買取してもらえますか?

お引き受けします。今回の廿日市市のお宅では、新建築社『新建築』を1967年から2008年まで、ほぼ揃いで約500冊(臨時増刊号を含む)、新住宅社『新住宅』を1967年から約150冊お譲りいただきました。『新住宅』は号が飛んでいる不揃いでしたが、それでも構いません。年代が古い号も、新しい号も、分けずにそのまま拝見します。量が多い場合は、お申し込みのときに「量」「場所」「どんな本か」をお知らせいただければ、段取りを決めて伺います。

量が多くて一度に運びきれない場合は、どうなりますか?

何回かに分けてお伺いします。今回も、先月にお問い合わせをいただいて査定し、そのときは買取できない法令集などをお引き取りしました。10月10日に、買取できる『新建築』『新住宅』などをお引き取りして、お支払いはこのときにまとめて行っています。量が多いときは、このように何回かに分けてお伺いすることもできます。

買取できない古い本が混ざっていても、引き取ってもらえますか?

ご希望であれば、無料でお引き取りします。今回のお宅では、先月のお伺いで、古い法令の本など、買取できないものを無料でお引き取りしました。量は、2回目に積んだ買取品とほぼ同じでした。法令の本は、改正があると内容が古くなるため、買取が難しいことが多い本です。ご要望に沿う形で対応させていただきます。

遺品整理で、こちらも部屋の片づけを進めながらでも大丈夫ですか?

大丈夫です。今回も、当店が本棚から本を出して紐で縛っている間、お客様はお部屋の中の物を分別して整理されていました。本のことは当店にお任せいただいて、その時間にほかの片づけを進めていただけます。作業が終わったあと、お客様から「これだけの本が片付いただけでも助かります」とお声をいただきました。

まとめ

2026年10月10日、廿日市市で遺品整理に伴う出張買取。先月のお伺いで買取できない法令集などをお引き取りしていて、この日は買取できる本をお引き取りしました。お支払いは今回まとめて行っています。

お譲りいただいたのは、新建築社『新建築』1967年〜2008年 ほぼ揃い 約500冊(臨時増刊号を含む)と、新住宅社『新住宅』1967年から 約150冊。買取できない古い法令の本などは、先月無料でお引き取りしています。

当店が本を縛っている間、お客様はお部屋の中の物を分別して整理されていました。そして作業のあと、「これだけの本が片付いただけでも助かります」とお声をいただきました。

42年分の建築雑誌は、車が重くなった感じがするほどの重さでした。帰りは、いつもより慎重に運転しました。

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