本日の店主のひとこと

「移動の間は雨が降ってたけれど、いざ積み込む時になると雨も上がっていてくれた——梅雨入り直前の不安定なお天気の中、ありがたい一日でした。本日は呉市郷原町と広島市安芸区の2軒を回ってきました」

——2026年5月21日/梅雨入り直前の出張買取より。

2026年5月21日、本日は梅雨入り直前の不安定なお天気の中、広島県呉市郷原町(ごうはらちょう)広島市安芸区の2軒のお客様のもとへ出張買取にお伺いしてきました。移動中は雨でしたが、不思議と積み込みの時間帯には雨が上がってくれて、本を濡らすことなく無事にお預かりすることができた、ありがたい一日でした。

1軒目の郷原町は当店の買取フォームからのお問い合わせ。事前に「皇室関係はお値段が付きにくいです」とご了承いただいた上でお伺いし、段ボール3箱に丁寧にまとめられた多面的なコレクション——成田美名子先生のイラスト集『チェリッシュ・ギャラリー』とコミックセット、邦楽AOR(山本達彦)・洋楽AOR(Steely Dan・Donald Fagen)・フレンチ女性ボーカル(Isabelle Antena・Patricia Kaasほか)の三本柱のCDコレクション、山本達彦写真集2冊、英語の絵本、そして『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号などをお譲りいただきました(皇室関係の冊子は無料引取)。2軒目の安芸区ではご事情があってご自宅を整理されている息子様からのご依頼で、お母様の蔵書を拝見し、Himap住宅地図と広島関連本をお譲りいただきました。それぞれ全く違う雰囲気のお宅でしたが、どちらも忘れがたい一日となりました。

この記事でわかること
・梅雨入り直前の出張買取の現場感(2026年5月21日)
呉市郷原町:買取フォームからのご依頼、段ボール3箱に丁寧にまとめられたコレクション
事前に「皇室関係はお値段が付かないことが多い」とお伝えする誠実な仕事の流れ
・成田美名子『チェリッシュ・ギャラリー』とコミックセット(『CIPHER』『エイリアン通り』『花よりも花の如く』)
邦楽AOR・洋楽AOR・フレンチ女性ボーカルの三本柱のCDコレクション
・山本達彦さん(『LOVED ONE』『夏がはじまる日』『NEXT』ほか)と山本達彦写真集2冊
・Steely Dan『AJA』、Donald Fagen『KAMAKIRIAD』、Isabelle Antena、Patricia Kaasほか
・英語の絵本(洋書絵本)の買取について
『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号の歴史的価値(買取対象)
皇室関係冊子の無料引取——お値段が付きにくい理由と店主の対応
何も言わずにそっと蚊取り線香を焚いてくださった、温かいおもてなしのエピソード
広島市安芸区:ご事情のあるご家族の整理/Himap住宅地図・広島関連本
買取できない本は置いて帰った——古書店の誠実な現場対応
・雨天時の本の養生について(過去ブログへの内部リンクあり)

第1章:呉市郷原町——段ボール3箱に丁寧にまとめられた、多面的なコレクション

本日最初に向かったのは呉市郷原町。呉市の中でも自然豊かな山あいのエリアで、本店からは車で30〜40分ほどの場所です。ご依頼は当店の買取フォームから。事前に「昔の万博や皇室関係の特集の冊子などが数冊あります」とご記入いただいていました。

事前のご案内——「皇室関係はお値段が付かないことが多いです」

お電話でやり取りをさせていただく中で、店主として一つ、事前にお伝えしておきました。

事前のご案内(店主からお客様へ)

「皇室関係の本は、お値段の付かないものがほとんどです。その点、事前にご了承いただけますでしょうか」

こうした「お値段が付かないジャンルがあること」を事前にお伝えするのは、当店として20年大切にしてきたことです。お預かりした後に「これは値段がつきません」と申し上げるよりも、最初から正直にお伝えして、それでも整理されたい方には丁寧にお伺いする——これが古書店として誠実な仕事の流れだと考えています。

本日のお客様も、「分かりました、値段がつかなくても処分にお困りでしたら一緒に見てください」と快くご了承くださり、お伺いの段取りが整いました。

段ボール3箱に丁寧にまとめられた状態でお迎えくださった

到着した頃にはまだ小雨が残っていたのですが、玄関先で査定を始めるうちに、ちょうど雨が上がってくれました。「ちょうど良かったですね、本も濡れずに済みます」とお客様もにっこり。本を扱う私たちにとって、雨は本当に気を遣う相手ですので、こうしたタイミングの良さは本当にありがたいことです。

そしてお客様は、事前に段ボール3箱に本やCDなどを丁寧にまとめて玄関先に出してくださっていました。これがあると、玄関先での査定がスムーズに進みます。

郷原町でお預かりした段ボール3箱の内訳

  • コミック・イラスト集:成田美名子先生の作品とイラスト集『チェリッシュ・ギャラリー』
  • CDコレクション:邦楽AOR(山本達彦)・洋楽AOR(Steely Dan・Donald Fagenほか)・フレンチ女性ボーカル(Isabelle Antena・Patricia Kaasほか)
  • 写真集:山本達彦写真集2冊(『PHOTOGRAFFITI』『MARTINI HOUR』)
  • 英語の絵本:洋書絵本
  • 雑誌・冊子:『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号(買取)/皇室関係の特集冊子 数冊(無料引取)

事前に段ボールにまとめておいてくださると、玄関先での査定もスムーズで、お客様にとっても出張買取の所要時間が大幅に短縮されます。本日も大変ありがたいご準備でした。

何も言わずに、そっと蚊取り線香を焚いてくださった

もう一つ、本日忘れがたいエピソードがあります。雨上がりの蒸し蒸しとした空気の中、玄関先で査定を進めていると、蚊がぷーんと飛び始めたのです。

すると——気がつくと、玄関先にすうっと蚊取り線香の香りが漂い始めていたのでした。お客様が何もおっしゃらずに、そっと焚いてくださっていたのです。「お気遣いいただいてすみません」と頭を下げると、にっこり微笑まれただけ。こうした"言わずもがな"のおもてなしは、本当に身に染みるものです。

香りが漂い始めると、すうっと蚊もいなくなって、本に集中できる空間に変わりました。梅雨入り直前のこの時期、雨上がりは特に蚊が出やすいタイミング——お客様の側からそっと配慮していただいた、心温まる一場面でした。

成田美名子先生『チェリッシュ・ギャラリー』とコミックセット

1箱目の段ボールを開けると、成田美名子先生のコミックとイラスト集『チェリッシュ・ギャラリー』が丁寧に収められていました。1980〜90年代の少女漫画/女性向けコミック界で、独特の透明感ある絵柄と知的な物語で多くの読者を魅了されてきた作家さんです。

箱の中は成田美名子作品だけがまとめられている状態。お客様が長年大切に集めてこられたことが伝わる、愛のあるコレクションでした。

成田美名子先生の代表作(参考)

  • 『エイリアン通り(ストリート)』(1980〜1981年)——白泉社・花とゆめコミックス。国際色豊かな青春群像劇
  • 『CIPHER(サイファ)』(1985〜1990年)——双子の俳優兄弟をめぐる物語。海外を舞台にしたスタイリッシュな世界観
  • 『ALEXANDRITE(アレクサンドライト)』(1992〜1993年)
  • 『NATURAL(ナチュラル)』(1994〜2000年)
  • 『花よりも花の如く』(2001年〜)——能楽の世界を描いた長期連載シリーズ
  • 『チェリッシュ・ギャラリー』——イラスト・原画集

※発行年・出版社は概略です。版・刷によって状態評価が変わりますので、現物を拝見してご案内いたします。

成田美名子先生の作品は、海外を舞台にしたスタイリッシュな絵柄と、登場人物たちの内面を丁寧に描く語り口で、今でも根強いファンが多い作家さんです。新刊として書店に並ぶ機会は減っていますが、古書市場では一定の需要が続いており、揃いの状態の良いものは丁寧に査定させていただいています。

CDコレクション——邦楽AOR・洋楽AOR・フレンチ女性ボーカルの三本柱

2〜3箱目を開けて、思わず「お!」と声が出ました。CDの背表紙を眺めていくと、単なるシティポップ・コレクションではない、もっと深い"AOR愛"のあるセレクションだったのです。本日のヒーロー画像にも使わせていただいた、まさに「大人の音楽が並ぶ」見事なコレクションでした。

大きく分けると、以下の三本柱で構成されていました。

郷原町でお預かりしたCDコレクションの三本柱

🇯🇵 ① 邦楽AOR・シティポップ(山本達彦)

『LOVED ONE』(ALCA-122)、『夏がはじまる日』(ALCA-492)、『NEXT』(ALCA-51)、『ブーム・デイズ』(CT32-5021)、『スウィート』(ALCA-380)など、ALFA RECORDS時代を中心とした山本達彦さんの主要作が揃っていました。

🇺🇸 ② 洋楽AOR・ジャズボーカル

Steely Dan『AJA』(MCA RECORDS)、Donald Fagen『KAMAKIRIAD』(REPRISE)、Holly Cole Trio『Blame It On My Youth』(MANHATTAN)など、AORの最高峰と言われる名盤が並んでいました。

🇫🇷 ③ フレンチ女性ボーカル

Isabelle Antena(複数枚/『Les Derniers Guerriers Romantiques』『Hommage à Boris Vian』など)、Patricia Kaas『Scène de Vie』Desireless『François』Viktor Lazlo『Club Desert』Clementine『Route Bleue』など、フランス語のおしゃれな女性ボーカル作品が充実。あわせて映画『For the Boys』『Bird』(クリント・イーストウッド監督)のサウンドトラックも。

このコレクションを見て店主が感じたのは、「山本達彦さんを愛する方は、Steely DanやDonald Fagenも聴かれることが多い」という、AOR愛好家のあるあるです。都会的で、洗練されていて、しかしどこか切ない——そういう音楽が好きな方の棚は、邦楽と洋楽の国境を越えて、すうっと繋がっているのです。さらにフレンチ女性ボーカルまで加わると、もう完璧なヨーロッパAOR愛好家の世界。お客様の音楽への深い愛が、段ボール一つの中にぎゅっと詰まっていました。

シティポップ・AORの世界的再評価について

2010年代後半から、1980年代の日本のシティポップ/AORが世界的に再評価される動きがありました。きっかけは、海外のクラブDJや音楽愛好家がレアな日本のレコードを発掘したこと、YouTubeやSpotifyなどのストリーミングで国境を越えて聴かれるようになったことなどです。

山下達郎、大瀧詠一、大貫妙子、竹内まりや、角松敏生、杉山清貴、稲垣潤一——そして山本達彦。当時を知る世代にとっては青春の音楽が、新しい世代にとってはおしゃれな発見として、世代を超えて聴かれています。

CDの査定では、帯・歌詞カード・ケースの揃い・盤面のキズの有無が重要なポイントです。本日お預かりしたCDも、ケースの状態が良く、丁寧に保管されてきたことが伝わる品々でした。

山本達彦写真集2冊——音楽と写真、両方を愛してこられた証

そしてもう一つ、嬉しい発見がありました。CDと一緒に、山本達彦さんの写真集が2冊収められていたのです。

  • 『PHOTOGRAFFITI(フォトグラフィティ)』——黒地に赤い筆文字のタイトル、山本達彦さんの顔のアップが印象的な写真集
  • 『MARTINI HOUR』——クリーム色の表紙にニューヨーク/パリで撮影された写真が収められた写真集(「ステージを降りると もうひとりの彼がいた」の帯付き)

音楽家としての山本達彦さんだけでなく、ファッション・写真集・ライフスタイルアイコンとしての山本達彦さんもずっと追いかけてこられた——お客様の愛の深さが、この2冊から伝わってきました。CDコレクションと写真集が一緒になって初めて完成する、お客様の「山本達彦愛」の全体像。箱を開けた瞬間に、そのストーリーが見えたような気がしました。

英語の絵本——洋書絵本もお預かり

そしてもう一つ、印象的だったのが英語の絵本。日本語の絵本もそうですが、洋書絵本もまた、絵柄と装丁の良さで査定がしやすいジャンルです。海外の出版社ならではの紙の質感や色彩、デザインの感覚は、日本の絵本とはまた違った魅力があります。

本日お預かりした絵本も、状態の良いものを中心に丁寧にお譲りいただきました。海外で買い求められたであろう、長く大切にされていたことが伝わる一冊一冊でした。

『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号と、皇室関係の冊子

そして段ボールの奥から出てきたのが、事前のお問い合わせでお話しいただいていた雑誌・冊子類。中でも目を引いたのが、『アサヒグラフ』の1964年東京オリンピック特集号でした。

『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号について

『アサヒグラフ』は朝日新聞社が発行していた写真週刊誌(1923〜2000年)。1964年東京オリンピックの特集号は、開会式・閉会式の様子、各競技の熱戦、選手たちの表情を、当時最高水準の写真と共に記録した一級の歴史資料です。

2021年の東京2020オリンピック・パラリンピックを経て、改めて1964年大会の歴史的価値が見直されていることもあり、古書市場でも安定した需要があります。当店でも買取対象として丁寧に査定させていただきました。

『アサヒグラフ』には、東京オリンピック以外にも、皇室・歴史・文化・事件など、その時代の重要な出来事を写真で残した特集号が多数あります。「写真で読む歴史」として、今では入手困難なものも多く、状態の良いバックナンバーは丁寧に査定させていただいています。

皇室関係の冊子は無料引取でお預かり

そして、事前にお話ししていた皇室関係の特集冊子も数冊。最初にお伝えしていた通り、これらはお値段が付かなかったため、お客様に改めて確認させていただいた上で、買取品と一緒に無料引取でお持ち帰りすることになりました。

皇室関係の本がお値段が付きにくい理由

皇室関係の本——御成婚記念、御大喪、御即位記念、皇室アルバム、新聞特別号、雑誌特集号などは、当時の発行部数が非常に多く、現存数も多いため、市場での需要に対して供給が大きく上回ります。そのため、よほど希少な特装版・限定版・サイン入りなどでない限り、買取金額が付かないケースがほとんどです。

ただし、「処分するのは忍びない」というお客様のお気持ちに寄り添い、買取品と一緒のご依頼であれば無料引取でお預かりすることが可能です。一冊一冊、大切にされてきた本を、適切に次へと繋いでまいります。

事前に「お値段が付かないことが多い」とお伝えしておいたからこそ、現場で改めてお客様にショックを与えることもなく、自然な流れで無料引取をご案内できました。古書店として、お客様との信頼関係は"事前の正直さ"から生まれる——本日のご依頼で改めて実感した一場面でした。

第2章:広島市安芸区——ご事情のあるご家族の整理と「捨てる前に一度見てください」

呉市郷原町から続いて向かったのは広島市安芸区。郷原町から安芸区まではそれほど離れておらず、移動の間にまた小雨が降ってきましたが、到着した頃にはまた雨が止んでくれました。本当に間合いの良い梅雨入り直前のお天気です。

こちらでお迎えくださったのは息子様ご事情があってお母様のご自宅を整理されているとのことで、「捨てる前に一度見てください」というお気持ちでお電話くださったご依頼でした。

玄関先や居間に、お母様が長年大切にされてきた本がたくさん積まれていました。拝見すると、文学書・実用書・趣味の本・地域の歴史書など、幅広いジャンルの蔵書でした。

買取可能なもの——Himap住宅地図と広島関連本

たくさんあった本の中から、当店で買取可能だったのは2つのジャンルでした。

広島市安芸区で買取させていただいた品々

  • Himap住宅地図——広島県内の住宅地図(業務用・郷土資料として根強い需要あり)
  • 広島関連本——広島の歴史・郷土・地域文化に関する書籍類(地元資料として価値あり)

Himap住宅地図は、広島県内を網羅する詳細な住宅地図シリーズで、業務利用(不動産・配送・調査)や郷土資料としての需要が今も続いています。特に古い年度のものは現在では入手困難なため、年代によってはむしろ高く評価できることもあります。

広島関連本——広島の歴史、原爆関係、瀬戸内の文化、地域の記録など——も、地元密着の古書店として大切に扱うジャンルのひとつです。「広島で生まれた本は、広島で再び誰かの手に届けたい」という想いで、ひとつひとつ丁寧に査定させていただいています。

「残った本は見ながら処分します」——置いて帰った本のこと

そして本日の安芸区での出張買取で、私が一番大切にお伝えしたいのは、この場面のことです。

たくさんあった本のうち、買取可能なものをご案内したあとで、息子様から「残った本は、私が見ながら処分しますので大丈夫です」とお言葉をいただきました。そのお気持ちを尊重して、買取対象の本だけをお預かりし、残りは置いて帰りました

古書店が「全部引き取る業者」ではない、ということ

出張買取をご依頼いただくと、お客様の中には「全部持って行ってもらえるんですか?」「処分も含めてお願いできるんですか?」と心配される方がいらっしゃいます。

基本的に古書店は、「価値のある本を見極めてお譲りいただく店」であり、「全部引き取る業者」ではありません。買取品と一緒にご一緒の場合は一定量まで無料引取でお持ち帰り可能ですが、お客様が「自分で処分する」とおっしゃる場合は、その意向を最優先にお応えしております。

本日の安芸区のお客様も、息子様ご自身で残った本を見ながら処分されるとのこと。お母様の蔵書に、息子様自身の目で一冊一冊向き合っていただけるのは、ご本にとっても良いお別れになるのではないかと、置いて帰りながら静かに感じました。

古書店として、すべての本に値段をつけてお預かりできるわけではありません。買取できない本もあります。それを正直にお伝えし、お客様のご判断に委ねる——これが、私が長年大切にしてきた仕事の姿勢です。

第3章:梅雨入り直前——雨と本の出張買取について

本日のように、梅雨入り直前の不安定なお天気の中での出張買取は、毎年この時期の風物詩でもあります。本は紙でできていますので、雨と湿気には特に気を遣わなければなりません。

当店では、雨天時の出張買取で以下のような点に気を配っています。

雨天時の出張買取——気を配っていること

  • 事前にお天気予報を確認し、可能な限り雨が小降りの時間帯を狙う
  • 玄関先での養生(軽いビニール袋・段ボールでの簡易包装)
  • 濡れた手で本に触れないよう、タオルを準備
  • 車内に運び入れる際は、本を直接床に置かず段ボールに収める
  • 強い雨の場合は日程変更のご相談をお願いすることも

※正直に申し上げますと、現場では完璧に養生できているわけではありません。ただ、本を濡らさないという最低限の心がけは、20年来ずっと続けています。

本日も、移動中は雨でも、いざ積み込みの時間帯にはちょうど雨が上がってくれて、本を濡らさずにお預かりすることができました。こういうタイミングが合うと、本当にホッとします

梅雨時期の本の保管・整理については、過去のブログでもより詳しく書いていますので、よろしければあわせてご覧ください。

👉 雨の日の本の買取——湿気と養生について

第4章:本日の振り返り——梅雨入り直前の小さな幸運

2026年5月21日、梅雨入り直前のこの時期、呉市郷原町と広島市安芸区の2軒のお客様のもとへお伺いしてきました。それぞれ全く違うご依頼でしたが、どちらも忘れがたい一日となりました。

本日(2026年5月21日)の買取まとめ

  • 呉市郷原町(買取フォームからのご依頼/段ボール3箱に準備済み):成田美名子コミック+『チェリッシュ・ギャラリー』/邦楽AOR(山本達彦)・洋楽AOR(Steely Dan・Donald Fagen・Holly Cole Trio)・フレンチ女性ボーカル(Isabelle Antena・Patricia Kaas・Desirelessほか)/山本達彦写真集2冊/英語の絵本/『アサヒグラフ』1964年東京オリンピック特集号(買取)/皇室関係冊子(無料引取)
  • 広島市安芸区:Himap住宅地図、広島関連本(買取できないものは置いて帰る/お客様ご自身で処分)
  • お天気:移動中は雨、積み込み時には雨上がり——梅雨入り直前の幸運な間合い
  • 心温まる場面:郷原町で雨上がりに蚊が出てきた時、お客様が何も言わずにそっと蚊取り線香を焚いてくださったおもてなし
  • 仕事の姿勢:「お値段が付かないジャンルがあること」を事前にお伝えする誠実さが、現場での信頼を生む

本日の小さな気づき

  • 事前に「お値段が付きにくいジャンル」を正直にお伝えすることが、現場でのお客様との信頼関係を生む(郷原町での皇室関係冊子のように)
  • 段ボールに事前にまとめてくださっていると、玄関先での査定がスムーズで、お客様の所要時間も短くて済む(郷原町の3箱のように)
  • 邦楽AORを愛する方は、洋楽AORやフレンチ女性ボーカルも聴かれることが多い——音楽の趣味は国境を越えて繋がっている
  • 音楽家のCDだけでなく写真集まで揃えてあると、お客様の愛の深さがコレクション全体から伝わってくる
  • 『アサヒグラフ』のような写真週刊誌は、その時代を写真で記録した一級の歴史資料——東京オリンピック特集号は今も価値のある一冊
  • 「捨てる前に一度見てください」のお気持ちは、本にとっても、ご家族にとっても、とても大切な選択肢
  • 古書店は全部引き取る業者ではない——買取できないものはお客様の判断を尊重する、それが誠実な現場の姿
  • 雨天時こそ、本を扱う仕事の本気が問われる——とはいえ、無理せずタイミングを見極めることも大切
  • お客様のさりげない気遣い("何も言わずに"焚いてくれた蚊取り線香のような)が、出張買取の一日を温かいものにしてくれる

本日のお客様、それぞれ違うご事情の中、当店アッシュ書店をお選びくださり、誠にありがとうございました。お預かりした本・CD・絵本は、また次の読み手・聴き手へと丁寧にお繋ぎしてまいります。

古本・古書・コミック・CD・DVD・レコード・洋書・住宅地図・郷土資料・古い雑誌・冊子類の買取をご希望の引越し整理・蔵書整理・ご家族の整理のご相談は、創業20年・広島県古書籍商組合監査のアッシュ書店へ。広島県全域(呉市・広島市・東広島市・廿日市市・福山市・三原市・尾道市・三次市・庄原市・安芸高田市・竹原市・大竹市・江田島市の全12市)、出張費・査定費すべて無料で対応しております。雨の日・梅雨時期のご相談も、お天気と相談しながら誠実にお伺いいたします。お値段が付きにくいジャンルについても、事前に正直にご案内いたします。0120-273-707または買取フォームまでお気軽にどうぞ。

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